
今日はマスティコアの中でもズバ抜けて入手困難で貴重な物を紹介します!

マスティコアとは
青い肌に黄色のたてがみをもつ、一見ライオンの様な風貌をしている。
ただし通常のライオンとは異なる点が複数ある。
- 異様なまでに発達した筋肉
- サソリのような尻尾
- 三つもある口
屈強な身体を持つマスティコアだが、とにかく燃費が悪い。
三つもある口で常に何かを食べている。
食べ続けることで生命を維持しているようだ。
そのため顎も発達しており、鉄もかみ砕き食べてしまう。
そんなマスティコアだが、しっかりとエネルギーを貯め込んでしまえば驚異的な強さを発揮する。
瀕死の傷を負っても蘇ったり、エネルギーを放出し攻撃することも可能となる。
一度暴れだすと燃料切れを待つしかないだろう…。
マスティコアはアーティファクト・クリーチャーであるが、誰がどのような目的で造ったのかは不明である。
カードとしての性能
カード名 : マスティコア / Masticore(ますてぃこあ)
マナコスト : (4)
タイプ : アーティファクト・クリーチャー - マスティコア
テキスト――――――――――――
あなたのアップキープの開始時に、あなたがカードを1枚捨てないかぎり、マスティコアを生け贄に捧げる。
(2):クリーチャー1体を対象とする。マスティコアはそれに1点のダメージを与える。
(2):マスティコアを再生する。
――――――――――――――――
P/T : 4/4
イラスト:Paolo Parente
セット等 : レア, ウルザズ・デスティニー (134/143)
再録 : UDS V10
マスティコアの武勇伝
登場した当初は
『無色4マナ4/4は確かに強いけど、維持コストがなぁ…』
と、その強さよりデメリットに目がいき『カスレア』として扱われていました。(実際は維持コスト以上に働く、最強クリーチャーでした。)
世界選手権99でKai Budde選手が『赤茶単』にマスティコアを採用して見事優勝をしたことにより、その強さが世に知らしめられたのです。
タップせずに相手クリーチャーを除去する能力に加え、再生もできる。
毎ターンのハンデスさえカバー出来れば、まさに最強クリーチャーです。
無色であることから様々なデッキに採用されました。
現在はパワー不足により表舞台からは姿を消していますが、当時のスタンダードでの暴れっぷりは”王冠泥棒、オーコ”以上だったと言われています。
(スタンダードにおいて王冠泥棒、オーコを使用したデッキが環境を支配し過ぎた為、発売から僅か46日間で禁止となりました。)
マスティコアの暴れっぷりを知っている世代の人にとっては、良くも悪くもいい思い出のカードではないでしょうか!
価格(お高いんでしょう…!?)
当時の価格は3,000~4,000円と高額でした。
トップレアってやつです。
現在は300〜500円程度まで下がっています。
ただしfoilは今でも10,000~30,000円で取引されています!!
人気カードであることと、再録禁止カードであることから今でも良い値段が付いていますね。
『当時買えなかった憧れのカード』ということで大人になってから買われたという話も耳にします。
foilカードはコレクションとしての需要も高く、たとえ現役のカードでなくても価値があるのです。
個人的にも大好きなカードなので、ちょくちょく購入しています。
最も貴重なマスティコア『テキストレス・テストプリント』

テキストが全く印刷されていません。
このカードはテストのために印刷されたものだと言われています。
現在は私が所持していますが、今のところ同じカードを目にしたことはありません。
恐らく国内にはこの一枚しか無いのではないかと思われます。
そのくらい貴重なカードなのです。
テキストレスについて別記事でも紹介しています。
残念なことにこういったテストプリントの類はPSA、BGSともに鑑定はしてもらえません。
ウィザーズに写真付きでこのカードについて問い合わせをしてみましたが、答えることが出来ないとのことでした。

まったく…謎の多いマスティコアさんだぜッ…
今回はマスティコアについて書きましたが、MTGには様々な希少カードが沢山存在します。
皆さんも探して見てはいかがでしょう。

最後まで読んでくれてありがとう!
…
いやぁ〜マスティコアカッコエェですな…笑
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